自分の教室始めちゃおう!30歳、脱サラの夏や!と思い切って動き始めて約1カ月。
「信頼される情報を発信したい」「指導者としての自分の考え方にマッチする生徒・保護者層とつながっていきたい」という思いで、ブログやインスタの情報発信をしてきました。この1か月の間でここに辿り着き、繋がってくださった皆様、本当にありがとうございます。お問い合わせを頂いたりすると、飛び上がるくらいに喜んでおります。
そして今週…!教室を開く場所が決まりました!藤井寺駅から徒歩15~20分くらいの住宅街になる予定です。詳しい住所は、また別の日に公開しますね。
実際に物件を見に行ったのは不動産屋さんが車で案内してくれた時だけだったので、今日は駅からその場所まで自分の足で歩いて、安全に通うための最適ルートを確かめてきました。Google先生のショートカットルートは少し狭い道や夜暗そうな道も通っていたので、出来るだけ明るい大通りを歩くコースを試してみました。途中「あ、そういえば近くに大きい公園あるよね・・・」と寄り道をしたくなったり、路地で方向音痴を発揮して「あれ、今どっち向いとる?」と迷子になりかけたりしたので、20分ちょっとかかってしまいました。最短で目的地に到達する強い意志でスタスタ歩けば(あるいは足長さんであれば優雅にスッスッと歩いて)15分程度で着けそうです。
教室はちょっと古い戸建てですが、現在絶賛改装中です。何気ない通行人を装ってお家の様子を見てきましたが、処分するモノがたくさんガレージに出ていました。和室はすべてフローリングになり、1階の2部屋の壁が取っ払われて1部屋になる予定です。完成が楽しみです…!ちなみにガレージ(しっかり雨を防げそうです)には自転車が5~6台は置けそうなので、生徒さんが自転車で来塾しても駐輪スペースには不自由がないと思います。
マッチ箱みたいにちっちゃな一軒家。高校生の頃、初めてアルバイトをした塾を思い出します。
高校入学直後、家庭の経済状況があまり芳しくなかったので、せめて自分のことは自分でなんとかしようとアルバイトを探していました。そこでご縁があったのが、萩原天神駅近くの寺子屋みたいな英語塾、You Can英会話スクールでした。良心的な月謝で英検対策や学校の授業のサポートを行っている塾で、儲ける気0、人助けしたい気持ち100の方針で運営されていました。人助けの「人」にはスタッフも含まれていて、私のようなペーペーの高校生が「ちょっと英語得意です」とノコノコ履歴書を持っていき、身の上話をグダグダっと披露すると、その塾長先生は「ピンときました!採用します!」とその場で採用を決めてくれました。授業給も、高校生のアルバイトには破格の時給で出してくれました。この塾で英語やら国語やら数学やらを小中学生に教えた経験が、教育者としての私の原点を与えてくれた気がしています。
当時教えた子どもたちの中には、家庭環境に色々抱えている子もおり、今でも「元気にしとるんかな~」と思いを馳せてしまいます。色んなことがありましたが、年相応に「ちょいグレかけた」中学生の少年がタバコのにおいを身にまとって数学の授業に現れ、「おや、今日の授業大丈夫かしら」と困惑した日が忘れられません。その日は二次方程式の公式を使って演習問題を解いていましたが、授業の終盤、彼の中で「あ、これ分かった!」という感覚が生まれる瞬間がありました。それまで見たこともなかった嬉しそうな顔で、「あざっした!!」とさわやかに挨拶をして満足げに教室を出て行ったのが印象的でした。今振り返れば、これが私にとって「子どもが主体的に学ぶ」教育を指導者として体感した初めての瞬間となったのでした。
その後、You canは先生の体調不良等があって閉室してしまいましたが、コミュニティの子どもたちを丸ごと受け止め、その教育に献身するYou canのスピリットは、私が大事に抱えて自分の教室で体現していきたいと思っています。
実際に教室に荷物を運び入れ、学習環境を整えられるのは7月の上旬になりそうです。それまではもうしばらくの間、オンライン授業のみの対応となります。期末テストシーズンもやってきますし、「とりあえず短期のお試し」で構わないので、気になる方はぜひMENTAのプラン等ご覧ください。ゆくゆくは、Camphoraとして独立したオンライン授業予約システムなども整備していく予定です(今は、学習塾向けシステムの情報を収集中です)。
今週も物件の契約やら補助金の申請やらノーマル会社員生活(もうしばらく続きます)でバタバタでしたが、着実に一歩ずつ前進はしているようです。生徒が安心して利用できるサービス、居心地の良い教室環境づくりはまだまだこれからですが、私を信頼して授業を受けに来てくれる生徒の皆さんの想いに応えられる場所を作れるよう、明日からも頑張っていきます。